ただ丁寧に続けている

この本の中にある『名店』と言われるお店は、なぜ１００年もの間、変わらず人気があるのだろうか？それは、そのお店を切り盛りしている人たちが自分たちの技術を、ひたすら丁寧に継承し続けているからではないだろうかと思います。そこには消費者を欺くような素材のコストダウンや生産性を上げるための合理化などの偽装工作など全く無く、どんなに地味と言われても信念を持って伝統を引き継いで来たからだと思います。そんな事をお客様と話していたら「この店も知ってる。これも美味しい」なんて言いながら話が盛り上がりました。そして「このお店に行くと、どんなに忙しくても奥さんが「今日中にお召し上がりください」って一人一人にに必ず言ってるんだよね。狭い店だから必ず次の人達にも聞こえているはずなのにね」と感心されていましたが、それこそが今で言うその人の『...ただ丁寧に続けている